メインコンテンツへスキップ
DownloadPatent

特許公報のダウンロード

特許公報とは?公開特許公報との違い・読み方・入手方法

特許公報と公開特許公報の違いを、公開・登録の段階、A・B1・B2などの種別コード、書誌事項や請求項の読み方から解説。J-PlatPatでのPDF入手方法と外国公報の公式検索先も紹介します。

公開日 2026/09/24

ガイドに戻る

記事の内容

**最終更新日:2026年9月24日**

「特許公報」と「公開特許公報」は、どちらも発明の内容を確認するための資料ですが、発行される段階が異なります。先行技術調査では、文献番号だけでなく、公報の種類、公開日、請求項を確認して、手元の引用文献と同じ文献かを見分けることが大切です。

特許公報と公開特許公報の違い

公開特許公報は、出願中の発明を公開するための公報です。通常は出願日から1年6か月を経過した後に発行されます。出願内容を公にするもので、公開されたことだけで特許権が成立したことにはなりません。

特許公報は、特許権の設定登録後に発行される公報です。同じ出願について、先に公開特許公報が発行され、その後に特許公報が発行される場合があります。両者には別の公報番号と発行日が付くため、審査資料がどちらを引用しているかを確かめてください。現在の権利状態は、公報だけで判断せず、J-PlatPatの経過情報や登録情報も確認します。

公報の種別コード A・B1・B2を読む

公報番号の末尾にあるアルファベットや数字は、文献の種類を示すカインドコードです。日本の公開特許公報は「A」、特許公報は「B1」または「B2」として発行されています。JPOの説明では、B1は公開公報が発行されていない特許公報、B2は公開公報が発行済みの特許公報です。

「A」だけを見て国内出願の公開公報だと決めつけないでください。公表特許公報など、別の種類の公報にもAが使われます。番号の接頭表記(例:特開、特表、特許)、書誌欄の公報種別、発行国を合わせて確認します。国によってカインドコードの使い方は異なり、コードは権利の現在状態を示すものでもありません。

書誌事項とINIDコードの見方

公報の冒頭には、文献を特定するための書誌事項がまとまっています。項目名の前の括弧付き番号はINIDコードです。よく使う項目は次のとおりです。

  • **(19)** 発行国・機関、**(12)** 公報の種類、**(11)** 公開番号または特許番号
  • **(21)** 出願番号、**(22)** 出願日、**(43)** 公開日、**(45)** 特許公報の発行日
  • **(54)** 発明の名称、**(51)** 国際特許分類、**(57)** 要約
  • **(71)** 出願人、**(72)** 発明者、**(74)** 代理人

古い公報や外国公報では表示項目や番号の付け方が異なることがあります。公開番号と出願番号を取り違えず、国コード・番号・カインドコード・日付の組合せで照合すると、同じファミリーの別文献を誤って選ぶリスクを減らせます。

要約・請求項・明細書・図面の読み方

要約は発明の概要をつかむ入口です。権利範囲や審査上の比較を要約だけで判断せず、まず請求項を読み、必要な構成要件や限定を確認します。詳細な説明では実施形態や技術的背景を、図面と図面の簡単な説明では各符号や構成の対応を確認します。

先行技術として引用された箇所がある場合は、拒絶理由通知や検索報告に記載された段落・請求項・図を公報本文と突き合わせます。公報の要約表示やOCRテキストは検索の助けになりますが、文言の引用や証拠確認では原公報PDFを優先してください。

J-PlatPatで特許公報PDFを入手する

1. J-PlatPatを開き、「特許・実用新案」の番号照会または検索画面を選びます。 2. 公開番号、特許番号、出願番号など、手元の資料にある番号を入力します。番号の種類が不明なら、番号照会の対象を切り替えるか、発明の名称・出願人でも検索します。 3. 結果一覧から発行国、番号、発明の名称、公報種別を確認して対象文献を開きます。出願番号で探したときは、公開公報・特許公報のどちらが表示されているかも確認します。 4. 公報表示から文献単位のPDFを開き、画面のダウンロードまたは保存機能で取得します。PDFの1ページ目で番号・種類・日付をもう一度照合します。

J-PlatPatは公報情報を検索・閲覧するサービスです。収録範囲や表示できる形式は文献の種類・発行時期によって異なります。INPITの公報情報PDFダウンロード解説も参照してください。

外国の特許公報を探すとき

外国公報は、発行国・機関の番号とカインドコードを確認したうえで、各庁または地域機関の公式データベースで検索します。米国はUSPTO Patent Public Search、欧州はEspacenet、中国はCNIPA、韓国はKIPRIS、WO公開はWIPO PATENTSCOPEが主な入口です。利用できるPDFは文献や収録状況によって異なります。

同じファミリーの英語公報が見つかっても、引用された日本語・中国語などの公報と同じ公開番号とは限りません。引用元が特定の版や公開公報を示している場合は、その文献をまず保存し、ファミリー文献は別資料として管理します。対応国と公開情報の範囲はDownloadPatentの対応範囲で確認できます。

よくある質問

公開特許公報があれば、特許権は成立していますか?

いいえ。公開特許公報は出願公開の資料です。特許権の成立・存続状況を確認するときは、特許公報やJ-PlatPatの経過・登録情報を別途確認します。

B1とB2は何が違いますか?

日本の特許公報では、B1は公開公報が発行されていないもの、B2は公開公報が発行済みのものを示します。番号だけでなく、書誌事項の公報種別も照合してください。

公開番号から出願の審査経過も分かりますか?

公開番号は公報を特定する番号です。審査請求、拒絶理由通知、登録などの経過は、公報本文ではなくJ-PlatPatの経過情報・審査書類情報で確認します。

公式資料

関連ページ

特許番号の形式、公報PDFの入手、複数の特許文献を一括ダウンロードする方法の実務ガイドです。

特許公報ダウンロードを開く